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【開催レポート】enunコワーキングスタディツアー [総括]ローカルにこそ勝機あり〜「ご縁」から地域に成果を生むコワーキング運営~

2026年3月18日(水)〜20日(金) コワーキングスペースenunにて地域のコワーキング運営のノウハウを学ぶスタディツアーが開催されました。

スタディツアー実施に至る経緯

このスタディツアーはコワーキング協同組合のオンライントークイベントに代表の林がゲスト出演したご縁から、『enunを舞台にリアルなスタディツアーをしませんか?』とのご提案を頂き【主催:コワーキング協同組合、共催:コワーキングスペースenun、運営協力:松江市 および ワークアット株式会社】にて開催することなりました。

<コワーキングスタディツアー>島根県松江市「enun」編
「ローカルにこそ勝機あり〜「ご縁」から地域に成果を生むコワーキング運営」
主催:コワーキング協同組合レポートhttps://note.com/kanzan10to9/n/n5b281c2e4961

スタディツアーの企画提案を受けたときは「他地域の見本になれるのか?」正直 自信がありませんでした。しかし、第三者の視点で『enunの価値』を評価していただいたことが自信につながり、オープン前から5年以上描いてきた『地域の拠点づくり』が認められ、次のステージへ進んでいることを改めて確信しました。地域でコワーキング&コミュニティ運営にチャレンジするワークアットが自ら言語化し発信することが私たちの役割であるとも思ったのです。

ワークアットが企画運営するコワーキングスペースenunは2022年9月に島根県松江市街地にオープンしました。3年半経過した2026年2月時点での延べ利用者数は11,569名、コミュニティ会員数は536名、地域外から地域である松江やワークアットを応援するwork@アンバサダー(関係人口)は154名と地域内外を繋ぎ、地域コミュニティを支えるコワーキングへと成長してきました。

日本中に数多くあるコワーキングの中でも、人口減少や担い手不足の課題を抱える地域のコワーキングや拠点に求められる役割は大きく、ローカルだからこそ生み出せる『勝機』があるのです。

enunの特徴と価値は大きく3つ

❶絶好のロケーションと洗練された空間
宍道湖を一望するロケーションとホテル・レストラン併設であること/島根県庁や松江市役所や観光スポットが近隣にあり、公共交通機関のアクセスも良好なこと

❷地域を超えたコミュニティ形成
地域外(松江市以外)の利用者が約半数であること(地域のコワーキングでは特徴的)
ワーケーションや観光や帰省での宿泊連動型が多数あること
多様な働き方やビジネス経験をもつ人が多数集い、ビジネスが生まれる場所であること

❸多様なコミュニティマネージャや利用者によるウェルビーイングな場所
様々なキャリアをもつユニークなコミュニティマネージャが曜日ごとに存在する
毎月のつながる交流会や学びの機会・地域課題解決プロジェクトなどが運営されている
『人生を豊かにする』ウェルビーイングな場所として利用者にも浸透している
地域に根差す事業者だからこそできる、ワーケーション推進との連動施策や都市部と地域を繋ぐコミュニティの運営や、地域を良く知るマネージャの選定や人材育成。こうした地域を支える環境構築が、人口減少による様々な地域課題を解決するためのインパクトに繋がると確信しています。

施設管理 と 運営&スタディツアー講師メンバー

【運営協力】としてホテル内コワーキングへの施設投資と基盤を支える4名と、
コワーキングを運営し本ツアーの講師と運営を担当する3名のメンバーは以下。
運営を支えるコンセプトやブランドづくり、データを基に実践する施策や運営マネジメントの裏側を惜しみなくお伝えしました。(有償のスタディツアーなので概要のみ公開します)

多彩なゲスト陣(関係人口~地域での利用者)

本ツアーでは、コミュニティマネージャだけでなく、コワーキングを利用する地域内3名のゲストの方々や、ワーケーションで繋がり地域に関わりを持つ4名の地域外ゲストをお招きして、利用 および 参加する側からの視点などもパネルトークでお話いただきました。

以下の4つのトピックで構成されたスタディツアーは、ゲストの皆さまのリアルな声を伺い、運営の裏側や課題、そしてチャレンジなどを共有しました。参加者の方々と共に学び、自らのコワーキングの価値や在り方を言語化できたことは、とても貴重な機会となりました。
主催者およびご協力関係者の皆様、ゲストや参加者の方々に改めて御礼申し上げます。

参加者からのコメント

本ツアーにご参加いただいた方は、関東や四国、島根県内や地元の松江市から、地域づくりやコワーキングの運営を学びを目的とした方々の7名でした。
ツアー受講後のコメントや感想の全てが有難く嬉しいものでした。(以下に一部抜粋)
コワーキングは一つとして同じものはなく、運営する人や関わる方々や環境によって全ての個性や特性がそのコワーキングを形作っていくものであります。enunの運営事例等はあくまでも参考事例であり、地域づくりやコワーキング運営において、今後の活動の参考や発想のヒントになっていれば幸いです。

●「コワーキングとは、単なる場所ではなく、関係性を設計する営みなのだ」ということが、とても深く腑に落ちました。
●「この人と一緒にやりたい」と思える相手を集め、その関係性の質が結果として共創を生み、コミュニティを育てていく。そのあり方に強く心を動かされました。
●〜コミュニティへ接続の鮮やかさ〜 enunコミュニティ接続への鮮やかさだ。開かれた『入り口』があり、イベント等の中で『関係性が構築』され、そこからコミュニティの一員として『役割を担う』人が増えていく。 コミュニティへの導線がしっかりと設計されている事と、コンセプトを体現され繋ぎ役になるコミュマネの存在がとても大きいと感じた。
●観光客目線から地域側目線へ視点を変化させるには 問いに含まれている地域側の『弱み』や『課題』を打ち明け、 同じ方向を見て議論する事が大切であり、地域ならではの学びの一つなのかもしれないということ。
●「ツーリズムはインフラである」コワーキング、地方創生、二拠点生活、ワーケーション、移住、ふるさと納税、関係人口、ふるさと住民登録制度。 これらは一見、それぞれ別のテーマのようでいて、実はすべて、人が地域を訪れ、関わり、再び戻り、やがて関係を深めていく流れにつながっているのだと感じました。 ツーリズムは単なる集客や消費ではなく、人の移動と地域との関係を成立させる基盤、すなわちインフラとして捉えるべきではないかということです。
●特に印象的だったのは、利用者の方が単なる「利用者」ではなく、プログラムを共に創る“仲間”や“スタッフのような存在”として関わっている点でした。また、運営においては感覚だけでなく、しっかりと数字を意識した考え方があることや、コワーキングマネージャーの役割についても大変勉強になりました。
●enunには地域外から応援してくれるアンバサダーがいて、地方のコワーキングに都会の人がここまで関わってくれるのはそう簡単なことではない。しかもオンラインをうまく活用しながらその関係を継続しているのが印象的だった。
●7人のコミュニティマネージャーが日替わりで担当しているのがすごい。ボランティアではなく業務委託としてきちんとお金を出しているというのも驚いた。コミュニティ運営を「仕事」として位置づけているところに本気度を感じた。